先日の緊急連絡や災害用伝言板についての補足です。

まず、緊急連絡で携帯電話のメールを使用する場合ですが、受信者が何もしないとメールが届いたとしてもかなり遅れてしまいます。
せっかく送ったメールがタイミングよく届かないのでは役に立ちません。これを回避するには、受信者がただ待っているのではなく「センター問い合わせ」等の新着メールの確認を行う必要があるようです。

ただし、状況としてはキャリアのメールサーバーにかなり負荷がかかっているためにメールの遅延が生じているわけですから、多くの人が何度も新着メールの確認を行うとその分サーバーの負荷が増えてしまうという結果になりかねません。
ある程度間隔をおいて問い合わせするように心がけましょう。

次に、災害用伝言板ですが、音声通話が困難でメールも送れないという状況には非常に便利なサービスですが、問題もあります。

それは、災害用伝言板にメッセージを登録できるのは「災害が発生した地域」に限られるということです。
つまり、あなたの居る場所が「災害が発生した地域」として指定されなければ、利用できないことになり、今回の震災でも当初は指定されないことで利用できなかなった地域があったようです。

NTT東日本、NTT西日本が提供している災害用伝言ダイヤル(171)および災害用ブロードバンド伝言板(web171)も、「災害が発生した地域」や「災害により電話がかかりにくくなっている地域」が対象ですから、指定区域外となっている間は、利用できないことになります。